新・仁義の墓場
2002年 角川映画・東映ビデオ 131分
監督:三池崇史
出演:岸谷五朗、美木良介、有森也実、大沢樹生

実在したヤクザ・石川力夫の半生を描いた藤田五郎の同名小説を深作欣二監督、渡哲也主演で1975年に公開された「仁義の墓場」。その舞台を現代に置き換え、三池崇史監督によってリメイクしたバイオレンス映画。

中華レストランの店員・石松陸夫(岸谷五朗)は、沢田一家総長・沢田忍(山城新伍)をヒットマンから守ったことにより、20歳そこそこの若さで沢田一家の直若となる。生来の度胸と総長の寵愛を武器に地位を確立していく石松だったが、ある日、内縁の妻・菊田智恵子(有森也実)に店を持たせるため、沢田に一千万の借金を申し出る。約束の時間に受け取りに行くと、突然の歯痛により沢田は留守。それを石松は、初めての願いを無視されたと勘違い。頭に血が上った石松は組事務所で大暴れし、その夜、総長の家に入り込み、沢田を銃で撃ってしまう。組織から追われる身となった石松はヘロインに溺れ、さらに常軌を逸した行動に出る。その後、石松は自分を匿ってくれた兄弟分・今村幸三(美木良介)を殺害し、ヘロイン中毒で智恵子を失い、沢田一家の事務所に立て籠もる。舎弟の吉川正人(大沢樹生)に撃たれた石松は、一命を取り留め服役。しかし、刑務官の隙を見て屋上から飛び降り、30年の人生に自ら幕を引くのだった……。

 ちょっとしたボタンの掛け違いから身を滅ぼすに至る、あまりにも悲しい男の悲哀を描くこの作品で濡れ場を披露するのは、主人公・岸谷五朗とその情婦役、35歳の有森成実。清純派女優でグラビアや写真集でもヌードにならず、映画などでは濡れ場もなかった有森成実が、ついにチラッと肌を露出しています。さすがに胸は見せませんが、岸谷五朗との数回に渡る濡れ場で、下着姿を多数披露し、2度目の絡みの際にお尻を見せています! 返り血を浴びた岸谷五朗とのキス&セックスシーンはゾクッとします。それにしても、有森成実がここまでの露出するとは!? 有森成実ファンは必見です!! それにしても、智恵子は石松のどこに惹かれたんでしょうかね? 映画を見る限り、全くもって理解できません。実在の人物をモデルにしているから無理矢理納得しますが、フィクションだったら納得できない2人の描き方ですな。ぜひとも、原作を読んで補完したい作品です。

有森成実の写真集からギリギリショットをおまけで。
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それにしても、この石松は岸谷五朗のハマリ役ではないでしょうか? 今まで岸谷五朗を大した役者じゃないと思っていましたが、この石松役の凶暴さは脱帽。絶賛に値します! ヤクザ映画が好きな方には、ぜひご覧になって欲しい、そんな1本です。