蒲田行進曲
1982年 松竹株式会社 108分
監督:深作欣二
出演:松坂慶子、風間杜夫、平田満

映画の撮影所を舞台に、スターとその取り巻きである大部屋俳優の奇妙な関係、そしてその2人の間で揺れ動くかつての人気女優の姿を描く、第86回直木賞を受賞したつかこうへいの同名小説を深作欣二監督により映画化。脚本は原作者である、つかこうへい自身が執筆。

東映京都撮影所では、映画 「新撰組」の撮影真っ最中。主役の土方歳三を演じる“銀ちゃん”こと倉岡銀四郎(風間杜夫)は、敵役の坂本龍馬を演じる橘(原田大二郎)が自分より目立っているのが気に入らない。さらに、最大の見せ場である「池田屋の階段落ち」までもが、命の危険を伴う撮影のため中止になろうとしていた。そんなある日、大部屋俳優ヤス(平田満)のアパートに銀ちゃんが、彼の子供を身ごもった女優の小夏(松坂慶子)を連れて来る。スキャンダルを隠し、スターとして売り出すために身辺整理をしなくてはならないため、小夏と一緒になり、ヤスの子供として育ててくれと言うのだ。銀四郎の言いなりのヤスに心を開かない小夏だったが、やがてヤスの人柄に惹かれ、小夏はヤスと一緒になる。しかし、幸せな2人とは裏腹に、プライベートと仕事で行き詰まった銀四郎が失踪。必死になって銀四郎を見つけ出したヤスは、落胆しきっている銀四郎を励ますため、命にかかわる危険な「階段落ち」を志願するのだった……。

この映画で濡れ場&ヌードを披露するのは、日本を代表する実力派人気女優の30歳・松坂慶子。平田満のボロアパートで風間杜夫がスキャンダル隠しに松坂慶子を押し付けるシーンで、2人が平田満の前でセックスを披露! 松坂慶子のおっぱいは美乳といえる形ではありませんが、白くてキレイな肌を惜しげもなく晒す名美人女優・松坂慶子のヌードは見て損はありません!! スターの座にありながら作品のために脱ぐというのは、まさに女優の鑑! 実力の伴わない現在の人気女優も、女優とは何か、女優とはどうあるべきかを考えて欲しいものですな。そうそう、松坂慶子はヘアヌード写真集も出していましたな。
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映画としては、日本アカデミー賞を始め、映画界の各賞を数多く受賞した大ヒット作で、風間杜夫、平田満を一気にメジャーに押し上げた作品なので面白くないわけがない! 笑いあり涙ありアクションありと、エンターテインメント性は抜群。濡れ場やヌードが無くても、非常に楽しめます。

この映画の豆知識は、名脇役として数多くの作品で活躍し た東映京都撮影所の大部屋悪役顔俳優・汐路章がヤスのモデルで、そんな汐路章も、大部屋俳優に仕事を差配する山田役で出演しています。また、松竹キネマ(現・松竹株式会社)蒲田撮影所の所歌である「蒲田行進曲」がタイトルであり主題歌でもある通り、元々は松竹の蒲田撮影所が舞台のお話。しかし、撮影は東映の京都撮影所なんですな。たまたま東映が断ったから松竹制作になりましたが、もし、東映が断らずに受けていたら、タイトルと主題歌は、一体どうなっていたんでしょう?