彩り河
1984年 松竹 125分
監督:三村晴彦
出演:真田広之、名取裕子、平幹二朗、三國連太郎

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「彩り河」は、夜のネオンが河のように輝く大都会のこと。そこで運命的な出会いをした1組の男女。父の死に復讐の炎を燃やす男と、銀座のクラブのママ。松本清張原作の同名小説を、同じく松本清張原作の「天城越え」で監督デビューした三村晴彦が映画化。

ジョーこと田中譲二(真田広之)は、昭明相互銀行社長・下田忠雄(三國連太郎)に、公金横領の濡れ衣を着せられて自殺した共同経営者の父の復讐を果たそうと、夜の銀座で車の誘導係をしていた。一方、派閥争いに敗れ、東洋商産の取締役から高速道路職員となった井川正治郎(平幹二朗)の元に、かつての好敵手で東洋商産社長の高柳秀夫(夏八木勲)から遺書とも言うべき手紙が届く。そこには、下田にとって致命的なことが書かれてあった。ジョーは偶然知り合った井川と手を組み、さらに銀座のクラブのママ・増田ふみ子(名取裕子)の助けを借りて復讐を遂げようとする……。

社会派サスペンスの松本清張原作ながら、どうもしっくりこない駄作。前年に公開された、同じく松本清張原作の「天城越え」はなかなか良い出来だっただけに、同じ監督とは思えないほどの差がある。

さて、そんな作品でヌード、もしくは濡れ場を披露するのは、高柳の愛人でクラブのママ・山口和子役、49歳の吉行和子と、ホステス・梅野ヤス子役の25歳・沖直美、そして吉行和子の後を継いだ二代目(?)ママ役の27歳・名取裕子。

吉行和子は三國連太郎の慰み者として、布団を被ってのベッドシーン。ほんの一瞬ですが、チラッと左の乳首が見えます。どうせ見せるのならば、もっとしっかり見せて欲しかった。

沖直美は、渡瀬恒彦演じる雑誌記者・山越貞一とホテルのシャワーシーンで、スレンダーな身体同様、控え目なおっぱいを堂々と披露。その後、ベッドでの濡れ場を期待したんですが、渡瀬恒彦に薬を飲ませ、自殺させておしまい。一視聴者の意見としては、せめて濡れ場を終えてから自殺させて欲しかった。3人の中で、一番はっきりと見せてくれましたが短いです(;_;)。沖直美の裸体を楽しみたい方は、彼女のヘアヌード写真集「沖直美ヘアヌード写真集 ALLORA」をご覧下さい。
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そして名取裕子は、まずは三國連太郎と喘ぎ声と喘ぎ顔のみの濡れ場を披露。三國連太郎が変態チックでとっても良いセックスシーンを演じているのに、乳房をチラッとも見せず……。しっかりと脱いでいたら、かなり良い官能シーンだったのに惜しいものです。そんな名取裕子が、真田広之とのベッドシーンでおっぱいをついにご開帳! しかし、ひどい演出のセックスシーンで、何がしたいのか全くわからない。ベッドシーンと新潟の日本海とを合成したり、濡れ場に合っていないBGMを流したり……。名取裕子もおっぱいを見せないようにしてるし、カメラワークもそう。名取裕子、ひいてはセックスそのものを美しい映像にしたかったんだろうが、意図的におっぱいを隠しているものだから不自然でおかしい。「天城越え」の田中裕子の竹薮青姦セックスは良かったのになぁ。

映画自体も面白くなく、濡れ場シーンもつまらない。予定調和で進む、まったくもって残念な作品でした。原作もこんなにつまらないのだろうか? そんなに多くを知らないが、今のところ読んだり見た松本清張作品にハズレは無かったのだが……。この「彩り河」が初駄作品だ。ところで「ハロペリドール」という薬は、本当に映画のような効果があるのでしょうか(笑)。