2005年 81分
監督:井口昇
出演:秋桜子、不二子、野村宏伸、荒川良々

AVを撮りながら個性派俳優としても活躍する異能監督・井口昇が、谷崎文学不朽の名作「」に挑んだ禁断の官能ドラマ。

資産家の娘・柿内園子(秋桜子)は、愛欲のために全てを失った過去を老作家に告白する。昭和46年、大阪。弁護士の夫・謙二(野村宏伸)を持ち、何不自由のない生活を送っていた園子は、絵画教室で知り合った妖艶な美人令嬢の徳光光子(不二子)の相談に乗り、同性愛の振りをする。ところが、2人は本当に肉体関係を持ってしまう。悪ふざけのつもりで始めた恋人ごっこだったが、園子は光子に魅了され、夫をも巻き込んで抜き差しならない愛欲の世界にのめり込んで行く……。

原作は、東京生まれの文豪・谷崎潤一郎が大阪言葉に魅せられて綴った告白形式の小説。なのに、大阪弁のできない役者ばかりで幻滅。芝居もクセが強くてうまくないし演出も微妙……。見ていて非常につらかった。今までの「卍」と思って見たらいけません! 夫・野村宏伸も、不二子の彼氏・綿貫栄次郎役の荒川良々も、今までキャラクターに合ったキャスティングだったためギリギリ見れたが、この「卍」ではダメだった。過去の「卍」と比べると、今作の「卍」は比べようが無いほどひどい出来。予算のせいなんでしょうか? 安物のVシネレベルの出来ですな。

さて、そんな2005年版「卍」で、若尾文子×岸田今日子樋口可南子×高瀬春奈坂上香織×真弓倫子に続いて園子と光子を演じるのは、秋桜子×不二子。天才写真家“アラーキー”の女神として有名な秋桜子(こすもすこ)は不思議な魅力を持った女優さんだが、大阪弁が大変だったのか元々芝居が下手なのか……。一方、25歳の不二子は三池崇史の「ビジターQ」でそこそこの演技を見せたものの、やはりこちらも大阪弁のせいなのか演技が不自然。また、予算の関係で時間が無かったのか照明が大雑把で、女優が全く美しく見えない。

しかし2人とも、脱ぎっぷりは合格点! 全編、秋桜子と不二子のレズシーンで男との濡れ場はありませんが、女性のヌードを見たい方には申し分の無いほどおっぱいを見ることができます! 自分は2人とも好みの顔ではありませんが、ヌード目当てに見るのなら問題無し。それにしても自分が男だからでしょうか、女同士のキスにはエロチックを感じ、ドキドキしますな(笑)。これで芝居が良く、変な演出が無かったら……。あぁ、もったいない。

他に、絵画教室のヌードモデルもおっぱいを披露しています(^^)。