ピンクのカーテン
1982 日活株式会社 65分
監督:上垣保朗
出演:美保純、萩尾なおみ、阿部雅彦、望月太郎、吉川敏夫、麻生うさぎ、高橋蓉子

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解説●アパートに同居することになった兄と妹の危うい関係を軽快かつ哀感のある語り口で描いたジョージ秋山原作コミックの青春ポルノグラフィ。
悟(阿部雅彦)のアパートに、結婚相手の男と別れて、妹の野理子(美保純)が戻ってきた。喜ぶ悟をよそに、妻子ある三田村(望月太郎)の元へと走る野理子。夜遅く帰宅し、三田村との情事の余韻にふけってバナナをほおばる野理子を見つめる悟の手は、自然に自らの股間へと伸びていた。翌日、悟は同僚の須藤(吉川敏夫)から別れた自分の女・直子(萩尾なおみ)を抱かせてやると言われ、渋々彼女の部屋へ。直子は自分の初体験のショッキングな過去を語ると共に、悟が童貞だと直感し、彼を優しくリードする。しかし、悟の心は奔放な野理子へとのめり込み、毎日を理性との戦いで過ごすのだった。
性的に大胆ながらも、兄に無邪気に甘える妹・野理子に美保 純。彼女の圧倒的な存在感は、ともすれば暗くなりがちなプロットのこの作品に、爽やかな風を送り込んでいる。(パッケージより)

にっかつロマンポルノで主演デビューを果たした美保純を主役に、ジョージ秋山原作の人気漫画を映画化した作品。この作品により、ロマンポルノでありながらブルーリボン賞・新人賞、ゴールデン・アロー賞・グラフ賞、日本アカデミー賞・新人俳優賞を美保純が受賞。ポルノ作品も邦画として認められていたのかと思うと非常に驚きますが、当時のにっかつロマンポルノの監督・助監督が現在の日本映画界を牽引している監督達なんですから、それはそれで十分に理解できますな。

この「ピンクのカーテン」で濡れ場が見れるのは、美保純と萩尾なおみ。原作自体、近親相姦を題材にした暗いものなので、ジメジメした濡れ場といった印象が強いです。しかし演出がしっかりしているから、美保純が焦らされているところなどをはじめ脱いでいないのに妙に艶めかしいシーンがあり、1つの作品としてきちんと成立しています。明るいエッチが好みの人には合わない作品かもしれませんが、ロマンポルノにおけるエポックメイキング的な作品として、ぜひ、ご覧になることをオススメします!

公開当時の美保純は22歳。この「ピンクのカーテン」をきっかけに、一流企業のイメージキャラクターに選ばれたり、「男はつらいよ」をはじめとする数々の名作に出演する女優へと成長。2013年現在、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に海女さん役でレギュラー出演中。